診断の仕方

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拒食症

まずは、病的に痩せているかを評価。目安は極端に小柄でないのに体重が40kg以下になったら危険信号。

アメリカやWHOではBMI18.5以下が病的な痩せ(日本では18以下を目安)

これらの基準を上回っていても、急激な痩せで身体症状や精神症状が出たら病的な痩せ!

 

ー《拒食症の診断基準(アメリカ精神医学会DSM-5)》ー

 

A:必要な摂取エネルギーの制限により、年齢・性・発育や身体的健康にかんがみて著しい低体重に至る。

著しい低体重とは、正常下限より軽い体重を指し、児童・思春期の場合には、期待される最低限の体重よりも軽いことを指す。

B:著しい低体重であっても、体重増加や太ることへの強い恐怖、または体重増加を防ぐための持続的な行動。

C:体重や体型についての感じ方の障害。自己評価において体重や体型が過度に影響。

現在の低体重の重篤さについて、持続的な認識の欠如。

 

摂食制限型:この3ヵ月間に過食や排出行動を繰り返ししていない。

過食/排出型:この3ヵ月間に過食や排出行動を繰り返ししている。

 

 

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過食症

過食症になると、ただの大食いとは違い、一度食べだすと途中で止められず大量の食べ物を摂取するため、途中で止められるかが鍵になる。

 

痩せ願望は拒食症ほど強くないが、自己評価が体重によって過度に影響している点は同じ。

 

 

ー《過食症の診断基準(アメリカ精神医学会DSM-5)》ー

 

A:過食のエピソードを繰り返す。過食は以下の2点によって特徴づけられる。

①一定時間内(例えば一日のうち2時間以内)に、大部分の人が食べるより明らかに大量の食べ物を摂取する。

②食べている間、食べることをコントロールできないという感じを伴う。

(例:食べるのを途中で止められない。食べ物の種類や量をコントロールできない。など)

B:体重増加を防ぐために、自己誘発嘔吐・下剤・利尿剤、または他の薬剤の乱用、あるいは絶食や激しい運動などを繰り返し行う。

C:過食と体重増加を防ぐ行為が最低週1回以上、3ヵ月続くこと。

D:自己評価は体重や体型の影響を過度に受けている。

E:拒食症の間に生じていない。

 

 

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